http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~sfuku/
研究室の近況の詳細はHPに掲載しています.今年度から学生のページなどがリュニューアルされ,また,最新のニュースや研究紹介など頻繁に更新しておりますので,ぜひアクセスください.以下は学生が作成した研究室ロゴと研究室HPのQRコードです.
1) あいさつ
この春,2006年度から専任研究員として6年間研究された長田機構准教授が阿南工業高等専門学校建設システム工学科に転職されましたが,博士を取得した中央大学卒業生の後藤岳久君,竹村吉晴君が機構助教として新任し,研究室では過去最高の4名の専任研究員を有する研究集団となりました.
昨年度,4名の学士,1名の修士に加え,5名の博士号取得者を輩出しました.昨年度は,中井隆亮君(2011年度修了生)が茨木龍雄学術奨励賞,後藤岳久君(2011年度博士課程修了生,現機構助教)が平成24年度水工学論文奨励賞(土木学会)を受賞し,本年度博士課程修了予定の福田朝生君が国際ダムシンポジウムにおいて,Kyoto Young Dam Engineers Awardを受賞した他,土木学会平成23年度全国大会では忠津哲也君(2010年度修了生),坂口達哉君(修士2年生),第39回関東支部技術研究発表会では輿石大君(修士2年生)が優秀講演者賞を受賞するなど,河川工学研究室の研究内容が国内外で広く認められてきました.これも,2004年に研究室を立ち上げた当初から,学生共に地道に着実に研究活動に励んできた成果のひとつと言えます.
最近研究室の修了生が仕事やプライベートで研究室によく訪ねてくるようになりました.在校生にとって修了生が活躍している話を聞けることはとても良い刺激になります.訪ねてきた修了生がよく口にするように,福岡先生は一貫した教育,研究スタイルを続けておられ,研究室も,学生も相変わらず元気に学業・研究などに励んでおります.毎週1度の「試問」,河川に携わる技術者と研究者の河川技術セミナー,他大学の研究者・学生とのセミナーも毎月開催しています.
2) 研究室紹介
○ 構成(2012年度9月現在)
福岡捷二教授,内田龍彦准教授,後藤岳久助教,竹村吉晴助教,大学院生10名(博士課程後期課程2名,同前期課程8名),客員研究員1名,秘書1名
3)2011年度卒業者・修了者
○卒研生
名 前 |
研究テーマ |
岡田裕之介 |
斐伊川洪水中の河床波に起因する流れの抵抗変化 |
立山政樹 |
阿賀野川の洪水流と河口砂州の挙動 |
沼田麻未 |
神田川における豪雨に伴う洪水流と下水道幹線からの流入量の推算 |
松本敬司 |
利根川沿川の田中・菅生・稲戸井遊水地の洪水調節とその技術的課題 |
○大学院修了者
名 前 |
研究テーマ |
忠津哲也 |
河川横断構造物の存在する河道における洪水流による砂州の変形と局所洗掘に関する研究 |
原田芳朗 |
黒部川における河床変動,河床材料,植生に与える洪水流とダムからの排砂の影響に関する研究 |
前嶋達也 |
石礫河川における河床変動,河床材料粒度分布の実験的及び解析的研究 |
中井隆亮 |
3遊水地による洪水調節を含んだ洪水流解析と渡良瀬遊水地の洪水調節機能の評価法に関する研究 |
※ 昨年度の修了者ですが、前号の編集作業において脱漏したものです。御詫びして改めて掲載致します。(会報部会)
○博士号取得者
名 前 |
研究テーマ |
岡村誠司 |
河口区間および本・支川分流区間を含む河道の河床変動予測技術に関する研究 |
後藤岳久 |
デルタ河川網の洪水流と河床変動に関する研究 |
竹村吉晴 |
山間狭隘河道における洪水流の水位・流量ハイドログラフの変形・伝播機構に関する研究 |
福留脩文 |
治水と環境の両立を目指した川づくりの技術的考え方とその適用性に関する研究 |
溝山 勇 |
連結汽水湖における流動・水質変化機構とその長期シミュレーション |
○ 2011年度に掲載された論文
土木学会論文集(3), 河川技術論文集(9),水工学論文集(8),土木学会年次学術講演会(14),土木学会関東支部技術研究発表会(6),国際会議論文(1).
○ 2011年度研究室イベント写真
2011年度常願寺川現地実験・水衝部の流れと洗掘・侵食対策
(北陸地方整備局と共同研究)
学生によるアレチウリ駆除活動