1)研究室紹介

当研究室では、学部生10名、修士課程5名の計15名が現在在籍しています.昨年度旧二号館から新二号館へ引越し、新しい研究室で研究しています.実験室は3号館の隣にある元先端技術センターを使用しています.

当研究室では11人が1つの研究テーマを持ち、様々な観点から実験・解析などを行う研究に取り組んでいます.現在行っている研究のテーマの一例を紹介します.

   物性

空隙構造に依存したセメント系材料の水分拡散モデルの構築

空隙構造の形成に及ぼす浸透速度の影響に関する研究

大深度海洋下・大深度地下におけるコンクリートの力学的特性に関する研究

   非破壊検査

  RC 構造物の鉄筋腐食性状評価における熱画像処理方法の検討に関する研究

  コンクリートの表面温度性状に基づく鉄筋腐食の簡易診断手法に関する研究

  電磁波反射強度に着目した鉄筋かぶり・径の非破壊検査手法に関する研究

   耐久性

  腐食ひび割れの補修による付着応力回復性能に関する研究

  RC 部材における腐食生成物の力学的特性に関する研究

  鉄筋腐食率に基づく腐食ひび割れ幅推定手法に関する研究

 

 

 

 

 

 

 

 


梁の載荷実験に取り組む学生

2)研究室ニュース

昨年度、学生が研究に一年間打ち込み、その成果を取りまとめたものを以下の学会に投稿し発表致しました.

    土木学会全国大会

    土木学会関東支部学術講演会

    日本コンクリート工学年次大会

    セメント技術大会

    日本非破壊検査協会講演大会

 

32012年度就職内定先

清水建設㈱、五洋建設㈱、東急建設㈱、東京メトロ㈱、㈱キャプティ、㈱りそなホールディングス銀行

 

42011年度卒業生の研究テーマ

○卒研生

氏名

研究テーマ

今井嵩弓

RC 構造物の鉄筋腐食性状評価における熱画像処理方法の検討に関する研究

大槻浩平

空隙構造の形成に及ぼす浸透速度の影響に関する研究

看舎秀明

ゼオライト混入による耐ひび割れ性能の向上に及ぼす高炉スラグの影響に関する検討

後藤成道

RC 部材における腐食生成物の力学的特性に関する研究

佐藤翔英

硫酸劣化による CSH の分解が強度特性に及ぼす影響に関する研究

松永将人

鉄筋腐食を生じた RC はり部材のせん断耐荷性状に及ぼす主鉄筋定着に関する研究

矢嵜早織

コンクリートの表面温度性状に基づく鉄筋腐食の簡易診断手法に関する研究

山崎理美

腐食ひび割れの補修による付着応力回復性能に関する研究

横山隼佑

水蒸気の内部拡散のみによるペーストの体積変化メカニズムに関する研究

○大学院修了者

氏 名

研究テーマ

鈴木綾

繰り返し載荷を受ける鉄筋とコンクリートの付着性状に及ぼす鉄筋腐食の影響に関する研究

森田賢資

CSH に着目したセメントペーストの空隙構造のモデル化に関する研究