中央大学土木・都市環境同窓会
会長 樫山和男(昭和57年卒)
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 第9代の中央大学土木・都市環境同窓会会長となりました昭和57年卒業の樫山でございます。
 令和3年10月末まで2期4年間、理工学部長を務めさせていただき、理工学部の改革に全力で取り組んでまいりました。この度、前会長の山田先生から引き継ぎ、約1万人の同窓生の皆さんが支える同窓会長となり、身の引き締まる思いでおります。
 同窓会長の就任に合わせ、同窓会の役員構成を大胆に見直しました。幹事には、若手を多く登用し、同窓会の活動をこれまでにない形で盛り上げて行きたいと考えております。
 近年の同窓会の運営については、年々会費収入が集めにくい状況になってきていると同時に名簿の管理も難しくなってきております。中でも会報を郵送していた従来の会員サービスは限界にきており、世の中の趨勢であるデジタルトランスフォーメーション(DX)を捉え、ITを駆使した運営に大きく転換する時期に来ていると思います。このため、コストパフォーマンスの高い同窓会を目指すべく、卒業時に納めてもらう終身会費の徴収制度を改善しつつ、善意の寄付金で賄えるようにしていきたいと考えております。
 そのためにも、積極的にオンラインを活用した運営や行事の実施に切り替え、オンラインのメリットである遠方から気軽に参加ができる同窓会イベントを各種開催してまいります。
 また、同窓会と学生が繋がることも重要です。同窓会の皆様には、現役の学生に皆さんの経験などを語る場を設けていくことを進めたいと考えています。教員が言うより先輩の言うことの方が現役学生には効くので、例えば新入生歓迎会の場などで、今後の人生を考えるヒントを言っていただくのが大事だと考えています。多様性の時代においては、これから社会に出る学生へ必要最低限の単位を取るだけでなく、「できるだけ多くの科目を履修しないと、これからの時代は生き残れない」とOBやOGから伝えることがより重要となります。
 また、学部長の間にやろうと思って時間切れでできなかった「理工学部を良くする会」の設置も取り組んでまいります。各分野で成功したOB/OGに会に参加していただいて、様々な点について、大所高所から助言をいただきたいと考えています。このような取り組みにより、学生たちも刺激を受けて、自分も頑張ろうと気持ちになってくると思います。
 最後に、白土都会会長就任の抱負としまして、すべての年齢層の同窓会員にとって「同窓会はいいね!」と言っていただけるような同窓会、参加することで明るく楽しく元気になる同窓会にしていきたいと思います。全力投球しますので、皆様のご理解とご協力を何卒よろしくお願いいたします。