1)研究室紹介

計画系研究室は2研究室で共同し研究活動を行っています.毎週,各研究室で行なっている卒研生のゼミと年に3回ほど合同で研究発表会を通じて議論を重ねています. 

社会人ドクターや研究室OBで研究所に勤務されている方々と研究会をつくり共同で研究を進めているグループもあります.また今年度は韓国の交通研究院の方が長期滞在をされ議論を重ねました.社会人ドクターの方は神奈川県と横浜市に勤務されており,公務員志望の学生と職場の様子や受験対策など,研究以外のやりとりも多いです.

ますます共同で研究するメンバーが増え,さまざまな観点から議論を行なえることは研究を進めることにプラスであるだけでなく,学生にとってもよい刺激となっており,本研究室の強みにもなっています.

2012年度は以下の研究テーマに取り組んでいます.

交通計画研究室

NOxPM法の影響分析

地震ハザードマップの評価

細街路の交通量推計方法の検討

保険データを用いた交通事故分析

トリップセグメントモデルの改良

オムニバスタウン政策の評価

大学における電力消費量の詳細推計方法の検討

大学環境報告書の発行が教職員・在学生の意識と行動に与える影響の分析

社会的に評価されている大学の環境報告書の要因分析

ビジネスジェット輸送需要の分析

駐車違反から見た月極駐車場の需要推計

都市システム研究室

道路景観の評価方法に関する研究

歩行中のストレスを用いた街路景観や照度の評価

混雑が歩行者の心拍変動に及ぼす影響

貨物車のプローブデータを用いた旅行時間信頼性

オーナーインタビュー調査を用いた自動車走行量分析

全国消費実態調査のミクロデータを用いた電力消費量やガソリン消費量の分析

隅田川の堤防形態と利用形態の関係分析

2) 研究室ニュース

交通計画研究室のOBである韓国の交通研究院の朴氏が2ヶ月弱研究室に滞在されました.

昨年度,北海道工業大学より技術員として研究室メンバーに加わった浅田氏が助教になりました.

3) 2012年度就職内定先

公務員(東京都,特別区,川崎市,相模原市)

42011年度卒業生の研究テーマ

○卒研生

氏 名

研究テーマ

大北 恒輔

大学における電力把握に必要な推計の計測による考察

岡本 淳宏

財務面から見たカーシェアリングの成立条件

金井 玲

抜け道を走行する際のストレスの評価

桐村 和随

日本と韓国の国単位,及び都市単位での交通特製の比較分析

小島 直

GIS場への世帯・個人属性へのマッチング

原 進

環境クズネッツ曲線仮説による経済発展と環境問題の分析

矢内 紀之

家庭における消費電力の推移

山田 大志

どの都市で行っても効率よく温室効果ガス削減を実現できる事業の選定

桃原 裕介

人口密度がガソリン消費量に及ぼす影響の分析

田中 寛

上下移動を伴う歩行者の経路選択行動に関する研究

横山 将大

プローブデータを用いた旅行時間信頼性の規定要因

村上 拓海

都市構造が外出歩行時間に及ぼす影響

古澤 篤

全国消費実態調査を用いた電力消費量の分析

加藤 宗佑

混雑が歩行者の心拍変動に及ぼす影響

髙橋 弘

心拍変動と脳波変動の関係

本島 将行

隅田川上流の堤防形態とその利用実態

於保 祐弥

隅田川下流の堤防形態とその利用実態

窪田 忠和

照度が安静時歩行時の心拍変動に与える影響

○大学院修了者

氏 名

研究テーマ

今村 友弥

心拍変動による自動車運転時のストレスの定量的評価

澁谷 怜史

長期的及び複合的な大気汚染が健康被害に与える影響

石塚 晃輔

CHUOモデルの改良と自動車関連税制変更施策の評価

駒宮 隆男

首都圏の道路交通における騒音の外部費用の推計